超高齢社会が進む中、介護歯科保健や在宅歯科診療が求められています。
そこで重視されているのが、歯科衛生士による口腔ケアです。
口の中の健康をサポートすることで、食べ物を噛む・飲み込むといった機能を維持・回復。
誤嚥性肺炎などの感染症予防にも効果的です。
学びのポイント
POINT
高齢者施設での口腔ケア
3年次には1年間を通じて、定期的に高齢者施設を訪問し、専門的な口腔ケアや摂食嚥下リハビリテーションを行います。学生が行ったケアやリハビリテーションによって口腔機能が向上する様子が学べます。
POINT
学内での相互実習
学内では、摂食嚥下障害をもつ患者を想定して口腔ケアなどの相互実習を行います。患者の全身疾患を想定して実際に行うケアの技術を学びます。経験豊富な教員の指導により、実践につながるスキルを身につけます。
POINT
経験者による指導
本学では全国でいち早く、摂食嚥下指導のカリキュラムを導入しました。実践経験が豊富な医師、歯科医師、言語聴覚士、理学療法士などの先生方から講義を受けることができます。
そもそも、摂食嚥下指導って何だろう?という疑問をわかりやすくマンガで読んでみよう!
在校生の声
誤嚥性肺炎を防ぐためには、
口腔ケアが大切
摂食嚥下機能の低下は誤嚥性肺炎にもつながるので、そのリスクを減らしたいと思い、高齢者施設での実習を希望。口腔ケアを実施する際には対象者の体力も考慮し、効率よく行うことを意識しました。
口腔ケアを重ねた高齢者が
介助なしで食事をとれるように
高齢者施設実習では口腔ケアをはじめ、食事時の嚥下音や呼吸音も確認。最初は介助なしで食事できなかった方が、私たちの継続した介入により改善。噛む・飲み込むことに重点を置いたケアが大切だと実感しました。