模型上での基本訓練を経て、学生間で相互実習を行います。
患者さんごとに口腔内の状態だけでなく体格なども異なるため、器具の使い方や姿勢、ポジションなど教科書には書かれていない細かい部分まで丁寧に指導。臨床の現場で生かせる技術を身につけます。

学びのポイント

POINT

スケーリング

歯周病予防のために、歯と歯ぐきの間の歯石やプラーク(歯垢)を「スケーラー」という器具で除去。歯と歯ぐきの状態や患者さんの負担を考慮し、手用スケーラー・超音波スケーラー・エアースケーラーを使い分けます。

スケーリング

POINT

印象採得

印象採得とは、患者さんの歯の型をとること。練った材料を専用のトレーにのせて口腔内へ挿入し、硬化したら取り外します。これをもとに、歯の詰め物やかぶせ物などの製作に必要な模型を作ります。

POINT

口腔清掃法

年齢や生活習慣、全身疾患等によって口腔内は変化するため、適した清掃用具の選択が必要です。歯ブラシだけではプラークを除去しきれないので、デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助的用具を活用します。

在校生の声

器具を使う実習が多く
着実に手技が上達

普段から実習が多いので、徐々に手技や先読みの行動が身につきました。特に印象に残っているのは、3年生の模擬患者実習。1年生の時に先輩方の実習を患者役として参加したことで、歯科衛生士の業務をイメージできました。

3年生細川 ひなさん
〈宮城県 / 仙台育英高等学校出身〉
在校生1

いつも先生が近くにいて
きめ細かな指導を受けられます

学生3人のグループに先生が1人ついてくださるので、わからないことはすぐに解決。先生が目の前でお手本を見せてくださるので、理解しやすいです。先生から手技や言葉遣いを褒められると嬉しくて、もっと頑張ろうと思います。

3年生小野寺 志和さん
〈宮城県 / 宮城広瀬高等学校出身〉

在校生2