1.資格

卒業時に専門学校は”専門士”短期大学は”学士”を授与されるという違いはありますが、歯科衛生士国家試験を乗り越え、資格を得て働くことはどの学校を卒業しても同じです。学歴による就職率や給与面での差はなく、需要が高い歯科衛生士はどこの学校を卒業しているかということよりも、技術・知識・人間性など個人の評価に重点をおかれます。
短大・大学との違いは、専門学校は医療専門課程であるため専門的な講義・実習が中心となり、歯科衛生士についてより深く学べるカリキュラムになっていることです。さらに歯科医師会立の本学院は、歯科医師や関連団体からの教育面でのサポートが厚いことが特徴です。カリキュラムが自分に合っているのかを見ることも、学校選びのポイントとなります。

“歯科医院で働いている白衣の女性はみんな歯科衛生士”というわけではありません。
歯科助手や受付などのスタッフも中にはいて特別な資格を必要としませんが、「歯科衛生士」の仕事は所定の学科課程を修めた後、国家試験に合格しないとできない医療行為です。
歯科医療の分野で活躍するスペシャリストなのです。

左利きでも歯科衛生士になることは可能です。ただし歯科器具は基本的に右手で扱いますので在学中に右手で器具を使用する訓練、努力は必要です。実際に本学の専任教員(歯科衛生士)や役員(歯科医師)にも左利きの者がおりますので不安なことがあればお気軽にご質問ください。

医療に関する専門的な授業のスタートラインは皆さん同じですし、本学の在校生や卒業生は7~8割程度、文系出身です。文系・理系それぞれの特徴や長所を生かし、歯科衛生士になりたいという目標を持ち続けることが大切です。入学後は経験豊富な講師や専任教員がきめ細やかな教育・指導を行い、皆さんをサポートします。

2.授業

大学と同じ単位制で、学年ごとの前期・後期に試験があります。1教科60点以上が合格・単位取得となり、全教科合格すれば進級(または卒業)となります。ただし、教科ごとに3分の1以上欠席すると試験を受けることができません。

臨床実習は歯科診療所・病院歯科・大学病院など最新の医療設備を備えた医療現場で歯科技術や患者さんとの接し方を学びます。生徒2人~数人でローテーションします。臨地実習では、宮城県内保健福祉センターや、社会福祉施設での実習を通じて、様々な方々への対応を学びます。

歯列矯正中でも相互実習への参加は可能です。実際に矯正中の在校生もおります。入学後、担当の教員にご相談ください。

3.就職

県内外の歯科診療所や国公立病院、福祉施設、行政などから毎年10倍程度の求人があり、学生は希望や適性にあった就職を実現しています。詳しくは就職に関するページをご参照ください。また、本学院では単位制の導入により、卒業後は4年制大学などへの編入も可能なので、卒業後の進路選択の範囲は広がっています。

4.推薦・一般・社会人入試

近年の受験倍率は、AO入試が1~1.2倍、推薦入試が1倍、一般入試は1倍、社会人入試は1~2倍となっています。

試験日に与えられたテーマに沿って制限時間50分で800字以内にまとめるものです。テーマはその年により変わりますが、日頃から医療や社会情勢に関心を持ち、自分の考えを述べられるよう整理しておきましょう。また、小論文作成時に限り、辞書(電子辞書は不可)や参考書類等の持込みを許可しています。

一般入試は一般常識テストが行われます。国語・社会・英語・数学の分野を含む基礎的な内容が中心です。社会については日頃から新聞を読んだり、ニュースを見たりすることが大切になります。 過去の入試問題集もございますので詳細はお問合せください。

面接は15~20分程度の個人面接です。歯科衛生士は医療職なので面接ではその適性や意欲を評価します。学校生活についてや歯科衛生士を目指す理由など自分自身でしっかり確認しておくと、面接をスムーズに受けることができます。

5.AO入試

本学院のAO入試および推薦入試・指定校推薦入試はいずれも専願となります。併願を希望する場合は一般入試を選択してください。

他期のAO入試・推薦・一般入試すべて再受験が可能です。過去には2度目のAO入試で合格、本学を卒業した学生もおります。

選考範囲ではありませんが、本学院を知っていただくためにご参加をお勧めしております。 また、日程等によりオープンカレッジに参加できない場合でも随時、個別での学校見学や受験相談を受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

6.奨学金・特待生・その他

本学学生は主に日本学生支援機構(旧日本育英会)での奨学金制度を利用しています。入学後に奨学金に関する説明会を行い、希望者は説明会に参加後、奨学生申請、審査を経て、結果通知となります。高校3年時に申込みを行う予約採用という方法もありますので、在学している高等学校へ相談してみてください。そのほか居住地の行政による奨学金制度の利用者もおりますのでご家庭でご検討ください。また、特待生制度は現在ございません。

学生寮等はありませんが、学生会館や学生マンションを取り扱っている業者の紹介を行っております。但し、ご契約に関しての仲介は行っておりませんのでご了承ください。資料等も配布しておりますので詳しくはお問い合わせください。